こんにちは!ライターエージェントの藤田です。
私は文章を仕事にしている身ですので、
テレビや書籍などで使われている文章の文法が間違っていたり
不自然な表現だったりすると、毎回“ちょっと”気になってしまいます。
この“ちょっと”という表現もそうですが、
私たち日本人は、
「〜的な」とか、
「〜系」とか、
「〜だったりする」という婉曲表現を多用しますよね。
私も、もちろん普段の会話では使いまくりますし、
婉曲表現を使わずに話をしようと思うと、言葉に詰まっちゃうと思います。
が、あまりにも多すぎると、会話が終始ぼや〜っとしてしまう。
できるかぎり使わずにいたいな、と思っています。
そんななかでも最近私が一番気になっているのが、「〜じゃないですけど」という表現。
「目標とか夢、じゃないですけど、いつか自分のお店を出したいなって……」
「今回うまくいかなかったら契約解除、じゃないですけど、しっかりやってもらわないと困りますので」
とか。
テレビを見ていても、タレントさん素人さんにかかわらず、よく使ってらっしゃいます。
(さすがにアナウンサーの方は使っていませんが。)
私が気にし始めてしまったからか、最近急に増えてきたように思います。
結局、夢なの?夢じゃないの?
契約解除されるの?されないの??
自分の言葉に責任を負いたくない、という心の表れでもあるのでしょうか…?
この「〜じゃないですけど」は、取材の時にも多く聞かれます。
日常会話なら「気になるけどスルーしよう」でいいんですが、
取材の時に放置しちゃうとよくありませんね。
“じゃない”なら、なんなの?どっちなの?とはっきりさせないと、
本来の意図が伝わる文章になりません。
実際に文章に起こそうとした時に、困ることになります。
もちろん、「どっちなの??」なんて聞き返し方をしたら怒られちゃいますから、
ご注意くださいね!
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