こんにちは、ライターエージェントの藤田です。
「取材やインタビューの時、どうやって質問を考えてるんですか?」
「質問って、事前に用意しておくべきなんですか?」
お仕事を始めたばかりのライターさんから、そんな質問をお受けすることがあります。
特にフリーのライターさんの場合、
先輩に同行して現場を経験することもできないですし、
不安に思うのは当然のことだと思います。
まず、事前に質問を用意しておくべきか。
これに関しては、ある程度、用意しておくべきだと思います。
そして、できれば、事前に対象者の方と共有しておく方がスムーズです。
考える時間がある方が、いいお話が聞けるのは間違いありません。
では、どのような質問を用意するのか、当日どんな質問をするのか。
これは、企画の目的・趣旨によって全く異なります。
たとえば、あるタレントさんにお話を聞く場合。
同じタレントさんでも、その人自身の魅力を伝える企画なのか、
映画の番宣なのか、などによって変わってきますよね。
はたまた、ファッション誌の巻頭特集のような企画であれば、
ファッションに寄せた内容で、読者の興味を惹きつける必要があります。
企業の取材も同じです。
たとえば、同じ社員さんにお話を聞くにしても、
新卒採用向けなのか、中途採用向けなのか、
それとも、顧客に向けてのPRなのか。
その目的や趣旨をしっかりおさえられているかどうかで、
いい記事かどうかが決まるといっても過言ではありません。
具体例をあげてみると…
ある住宅会社さんのパンフレットを依頼されたとします。
それが、新卒採用のパンフレットだった場合。
「いい家をつくる会社」という訴求はもちろん大事ですが、
それ以上に訴求すべきなのは、
「いい家をつくることで、お客様から感謝の言葉が聞ける」など、
このパンフレットを読む大学生自身にとってのメリットになる部分を
前面に押し出すべきでしょう。
対して、顧客向けのPRパンフレットの場合。
宣伝色が濃くならないように、強みをアピールしなければなりません。
そんなときは、具体的なエピソードに絡めて特徴を訴求するのが一番です。
たとえば
「お客様から『●●会社さんにお願いして本当に良かった。とても快適に暮らしています』というお喜びの声をいただいた時が、一番感動する瞬間です」
などなど。
このようないいお話をどれだけ聞けるか、どれだけ引き出せるかが、
私たちライターの腕の見せどころです。
質問は、おのずと見えてくるはずです。
参考にしてみてくださいね!
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