こんにちは!ライターエージェントの藤田です。
先日の「取材の極意 その1」に続き、今日は第二弾。
今回も、どんな取材がいい記事につながるか、についてお話したいと思います。
まさに先日、ある世界的超大手ファッションブランドの元副社長にお話を聞いたときのことなのですが、その方が、こうおっしゃったんです。
「世界の人に日本のいいところを伝えたいと思って、パリにコンセプトショップを立ち上げたんですよね」
なるほど。
このお言葉だけで文章は完結しますし、素晴らしい事業をされているんだな、と思います。
でも、「そうなんですね」で終わってはライター失格です。
日本人なら、“いいところ”と言われると、いろいろと“自分なりに”思いつくことがあるとと思います。
そして、相手の方も同じように考えているんだろうな、と勝手に思い込んじゃうことも。
伝統技術なのか、テクノロジーなのか、精神的なものなのか……。
“いいところ”と一口にいっても、それはそれは、さまざまです。
自分のフィルターを通して、勝手に決めつけるのはご法度です。
「日本の“いいところ”ってどんなところですか?」
この質問は、必須だと思います。
そして、次に想定できるのは、
「他の点ではなく、なぜそこがいいと思うのか」という質問。
もしくは、いいところ“全て”を伝えたいと思っているのか。
そして、いいところを伝えるために、どうやっていこうと思っているのか。
そういったことまで聞いてはじめて、その人のオリジナリティが出る記事になり、面白い読み物になるんです。
何事においても、その人が何を思ってそうしているのか、背景に何があるのか。
それこそが、記事の中核になってくるんです。
ご参考まで。
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